東京国立博物館・東京藝術大学

とうきょうこくりつはくぶつかん・とうきょうげいじゅつだいがく

東京都 台東区

東京都の国宝・文化財を巡るモデルコース。上野恩賜公園内にある東京国立博物館。本館、表慶館、東洋館、平成館、法隆寺宝物館からなる日本最古の博物館で、寄託品を含めれば100件を超える国宝を収蔵しています。日本でもっとも多くの国宝に出会える場所であり、常設展だけでも展示替えのたびに国宝が入れ替わりますので、何度訪ねても新しい発見があります。法隆寺宝物館は、明治期に法隆寺から皇室へ献納された宝物を保存・展示する専用館。金銅仏がずらりと並ぶ空間は静謐そのものです。2025年にはここに伝わる伎楽面が国宝に指定され、見どころがさらに加わりました。飛鳥・奈良時代の仮面がまとまって残る例は世界的にも他になく、古代の芸能の姿を今に伝えています。隣接する東京藝術大学大学美術館も国宝を所蔵し、企画展で公開されることがあります。上野公園には重要文化財の建築も点在していますので、あわせて見て歩きましょう。東京国立博物館だけで半日はみておきたいコースです。上野駅公園口から徒歩10分ほど。総合文化展だけでも見きれない量ですので、目的を絞って訪ねるのが賢明です。

国宝・文化財を巡るモデルコース

上野公園に入ると、国立西洋美術館[重文]、国立科学博物館[重文]と、建物そのものが文化財の2棟があります。科学博物館では天体望遠鏡[重文]なども収蔵。続いて東京国立博物館の本館[重文]へ。太刀[国宝]、舟橋蒔絵硯箱[国宝]、孔雀明王像[国宝]、袈裟襷文銅鐸[国宝]など、収蔵される国宝は分野も時代も幅広く、展示替えによって見られるものが変わります。敷地内の表慶館[重文]、黒門[重文]、校倉[重文]を見てから法隆寺宝物館へ。灌頂幡[国宝]、伎楽面[国宝]、柄香炉[国宝]、観音菩薩立像[重文]などを収蔵しています。少し西の東京藝術大学大学美術館では絵因果経[国宝]、観世音寺資財帳[国宝]などを収蔵。上野公園へ戻り、旧東京音楽学校奏楽堂[重文]、上野東照宮[重文]も見ていきましょう。所要は一日みておきたいところです。本館の大階段や吹き抜けなど、建物の意匠も見どころ。庭園が公開される春と秋には、園内の茶室もあわせて歩けます。

    【所要時間は?】3~4時間
    【種類は?】国宝-彫刻仏像/国宝-その他
    【いつ見られる?】企画展があれば
  1. S

    JR 上野駅

  2. 1

    国立西洋美術館

    ル・コルビュジエの設計による建物が重要文化財であり、世界遺産にも登録されています。収蔵品に国の指定文化財はありませんが、松方コレクションを核とした西洋美術の名品が並びます。中央の19世紀ホールとスロープの構成が見どころです。

    • 重文
      建造物
      国立西洋美術館本館
  3. 2

    国立科学博物館

    「人類と自然の共存をめざして」をテーマに、日本館と地球館からなります。日本館の建物と、収蔵する天体望遠鏡が重要文化財に指定されています。飛行機を模した平面をもつ昭和初期の建築で、中央ホールのステンドグラスも見どころです。

    • 重文
      建造物
      旧東京科学博物館本館
    • 重文
      歴史資料
      天体望遠鏡(八インチ屈折赤道儀)英国製
    • 重文
      歴史資料
      ミルン水平振子地震計英国製 附 地震記録四十一巻
    • 重文
      歴史資料
      万年自鳴鐘田中久重作
  4. 3

    東京国立博物館

    太刀、舟橋蒔絵硯箱、孔雀明王像、袈裟襷文銅鐸など、収蔵する国宝は分野も時代も幅広く、日本最大のコレクションです。展示替えによって見られるものが変わります。本館の建物も重要文化財で、大階段や吹き抜けの意匠が見どころです。

    • 国宝
      彫刻
      木造・乾漆伎楽面(法隆寺献納)
    • 国宝
      工芸品
      太刀銘長光(大般若長光)
    • 国宝
      工芸品
      太刀銘定利
    • 国宝
      工芸品
      兵庫鎖太刀刀身銘一
    • 国宝
      工芸品
      太刀銘久国
  5. 4

    東京国立博物館 表慶館

    ネオ・バロック様式の建物が重要文化財に指定されています。1909年(明治42年)、皇太子時代の大正天皇の成婚を記念して建てられました。中央にドームをいただく左右対称の構成で、内部の階段室の意匠も見応えがあります。特別展の会場となります。

    • 重文
      建造物
      表慶館
  6. 5

    東京国立博物館 黒門

    旧因州池田家の江戸上屋敷の表門で、重要文化財に指定されています。東京大学の赤門と並び称され、黒門と呼ばれます。切妻造の堂々たる薬医門で、両脇に番所を備えています。本館の西側に移築され、期間を限って通り抜けが公開されます。

    • 重文
      建造物
      旧因州池田屋敷表門
  7. 6

    東京国立博物館 校倉

    奈良の旧十輪院宝蔵を移築した重要文化財の建物です。鎌倉時代の校倉造の倉で、規模は小さいものの、正倉院と同じ構法をもっています。庭園の一角に立ち、庭園が公開される春と秋にあわせて見ることができます。

    • 重文
      建造物
      旧十輪院宝蔵
  8. 7

    東京国立博物館 法隆寺宝物館

    法隆寺から皇室に献納され、その後国の所有となった「法隆寺献納宝物」300件あまりを収蔵・展示しています。灌頂幡、伎楽面、柄香炉などの国宝があります。飛鳥・奈良時代の金銅仏がずらりと並ぶ第2室は圧巻の空間です。

    • 国宝
      工芸品
      金銅灌頂幡(片岡御祖命施入/法隆寺献納)
    • 国宝
      工芸品
      金銅柄香炉鵲尾形(法隆寺献納)
    • 国宝
      工芸品
      海磯鏡(天平八年二月廿二日光明皇后施入/法隆寺献納)
    • 国宝
      工芸品
      金銀鍍龍首水瓶(法隆寺献納)
    • 国宝
      工芸品
      竹厨子(行信大僧都奉納/法隆寺献納)
  9. 8

    東京藝術大学大学美術館

    国宝の絵因果経と観世音寺資財帳を収蔵しています。東京藝術大学の構内にありますが、一般向けに公開されています。日本画・洋画・彫刻・工芸と幅広い収蔵品をもち、卒業制作の名品も含まれます。公開は企画によりますので確認しましょう。

    • 国宝
      絵画
      紙本著色絵因果経巻第四下
    • 国宝
      古文書
      観世音寺資財帳
    • 重文
      彫刻
      銅造菩薩立像
    • 重文
      彫刻
      日本の婦人像ビンチェンツオ・ラグーザ作/石膏原型
    • 重文
      工芸品
      白銅鏡鏡面蔵王権現像/背面双鳳天馬文様
  10. 9

    旧東京音楽学校奏楽堂

    重要文化財の建物で、日本で最初に建てられた本格的な西洋式音楽ホールとされます。1890年(明治23年)の竣工で、上野公園内に移築保存されました。二階のホールには日本最古のコンサート用パイプオルガンが据えられ、今も演奏会が開かれています。

    • 重文
      建造物
      旧東京音楽学校奏楽堂
  11. 10

    上野東照宮

    徳川家康、吉宗、慶喜を祀る東照宮で、社殿と唐門、透塀が重要文化財です。金箔をふんだんに用いた社殿は「金色殿」とも呼ばれます。すぐそばに立つ旧寛永寺五重塔は所有が異なりますが、あわせて見学できます。ぼたん苑も知られています。

    • 重文
      建造物
      旧寛永寺五重塔
    • 重文
      建造物
      東照宮社殿本殿、幣殿、拝殿
    • 重文
      建造物
      東照宮社殿唐門
    • 重文
      建造物
      東照宮社殿透塀
    • 重文
      建造物
      東照宮社殿石造明神鳥居
  12. S

    JR 上野駅

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