勝常寺

しょうじょうじ

福島県 河沼郡湯川村

福島県の国宝・文化財を巡るモデルコース。会津地方にある真言宗豊山派の寺院、勝常寺。会津中央薬師堂とも呼ばれます。平安時代初期、学僧徳一によって創建された名刹です。堂宇はその後の再建になりますが、仏像は創建当時のものが残っています。30以上の仏像を収蔵し、そのうち12体が創建時の造立とされていて、これだけ多くの平安期の仏像がが見られるのは地方では稀有なことです。地域を代表する大寺院であったことがわかります。日によって拝観できないこともあるので、事前に問い合わせるようにしましょう。

国宝・文化財を巡るモデルコース

仁王門を入って、まず正面の薬師堂[重文]に向かいます。堂内には本尊の薬師如来[国宝]が安置されています。平安初期の作で、奈良朝の作風を残したもの。光背も当初のものです。東北地方で初めて国宝に指定された仏像となります。その他の仏像は境内右手にある収蔵庫(観音堂)に収められています。薬師如来の脇侍となる日光・月光菩薩[国宝]、その周囲に四天王像(広目天以外)[重文]、左右に地蔵菩薩[重文]、対面に十一面観音[重文]、聖観音[重文]、天部[重文]と並んでいます。

    【所要時間は?】1~2時間
    【種類は?】国宝-彫刻仏像
    【いつ見られる?】季節による
  1. S

    JR 堂島駅

  2. 1

    勝常寺

    薬師堂は以前の建物が火災で焼失し、室町時代に再建されたものです。内部に国宝の薬師如来を安置します。両脇仏は収蔵庫に移されています。

    • 国宝
      彫刻
      木造薬師如来及両脇侍像
    • 重文
      建造物
      勝常寺薬師堂
    • 重文
      彫刻
      木造十一面観音立像(観音堂安置)
    • 重文
      彫刻
      木造地蔵菩薩立像
    • 重文
      彫刻
      木造聖観音立像
  3. S

    JR 堂島駅

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