是川縄文館

これかわじょうもんかん

青森県 八戸市

青森県の国宝・文化財を巡るモデルコース。八戸市の南郊、是川石器時代遺跡に隣接して建つ八戸市埋蔵文化財センター是川縄文館。是川遺跡や風張1遺跡の出土品を収蔵・展示し、埋蔵文化財の調査研究も担う施設です。国宝は風張1遺跡から出土した「合掌土偶」。膝を立てて座り、両腕を膝の上に置いて胸の前で手を合わせたような姿から、この名で呼ばれます。高さ約20cmと小ぶりながら、祈るとも産むともとれる独特の姿勢が強く印象に残る土偶で、割れた部分にはアスファルトで補修した跡が残り、当時の人がこれを大切に扱っていたことまで伝えてくれます。常設展示されているので、いつ訪ねても会えるのがうれしいところ。もうひとつの見どころが是川遺跡の出土品で、赤や黒の漆をかけた籃胎漆器、漆塗りの弓や櫛など、縄文晩期の工芸技術の高さを示す品々が揃います。土器の造形も緻密で、東北の縄文文化の到達点を実感できるはずです。少し足をのばせば、青森県内最古の木造建築である清水寺観音堂もありますので、あわせて訪ねましょう。

国宝・文化財を巡るモデルコース

是川縄文館に入ります。合掌土偶[国宝]は独立した国宝展示室に常設展示されていて、暗い空間のなかで正面から向き合えるようになっています。小さな像ですので、手を合わせた指先や、補修に使われたアスファルトの黒い痕跡まで近づいて確かめましょう。あわせて青森県是川遺跡出土品[重文]、青森県風張1遺跡出土品[重文]も展示されています。是川の出土品では、赤や黒の漆をかけた籃胎漆器や漆塗りの弓など、縄文の工芸技術の高さを示す品々が見どころ。土器の器形と文様の緻密さもあわせて味わいたいところです。館外には是川石器時代遺跡そのものが広がっていますので、天気がよければ歩いてみましょう。その後、徒歩8分ほどのところにある清水寺へ。観音堂[重文]は桃山時代の建築で、青森県内では最古の木造建築です。内部は通常非公開ですが、簡素な造りの外観をゆっくり見ていきましょう。

    【所要時間は?】1~2時間
    【種類は?】国宝-その他
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    新幹線 八戸駅

  2. B

    バス停 是川縄文館

  3. 1

    八戸市埋蔵文化財センター 是川縄文館

    国宝の合掌土偶を収蔵しています。膝を立てて座り、両手を胸の前で合わせる姿は他に例がなく、縄文人の祈りのかたちを伝えています。是川石器時代遺跡の出土品も重要文化財として一括で並びます。

    • 国宝
      考古資料
      土偶/青森県八戸市風張1遺跡出土
    • 重文
      考古資料
      青森県是川遺跡出土品
    • 重文
      考古資料
      青森県風張1遺跡出土品
  4. 2

    清水寺

    安土桃山時代の1581年(天正9年)に建てられた観音堂で、重要文化財に指定されています。青森県に残る最古の木造建築です。方三間、宝形造に茅葺の簡素な姿で、中世の様式をよく伝えています。

    • 重文
      建造物
      清水寺観音堂
  5. B

    バス停 清水寺前

  6. S

    新幹線 八戸駅

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