仁科神明宮
にしなしんめいぐう
長野県 大町市
長野県の国宝・文化財を巡るモデルコース。大町市にある神社、仁科神明宮。天照皇大神を祀ります。創祀の年代は明らかではありませんが平安時代にさかのぼるとされ、伊勢神宮の御厨がこの地に置かれたことに始まると伝わります。本殿は1636年(寛永13年)の造営で、日本最古の神明造の建築。神明造の建造物としては唯一の国宝となっています。20年に一度の式年遷宮が今も続けられていますが、建て替えではなく修理という形で行われてきたため、江戸初期の建物がそのまま残されているのです。伊勢神宮では式年遷宮のたびに建て替えられますので、古い神明造の実物を見られるのはここだけということになります。中門も本殿とあわせて国宝。遷宮の記録を伝える棟札や、御正体(懸仏)も重要文化財です。公共交通ではアクセスしにくい場所のためか参拝客も少なく、杉木立に包まれた境内を静かに歩くことができます。大町駅からはタクシーで15分ほど。公共交通での訪問には計画が必要ですが、そのぶん静かな参拝ができます。周辺には北アルプスの山並みが広がり、大町の自然とあわせて訪ねられます。
国宝・文化財を巡るモデルコース
一ノ鳥居をくぐり、御神木の杉を見ながら参道を進みます。二ノ鳥居を過ぎ、左手に社務所と宝物収蔵庫を見ながら進むと三ノ鳥居。収蔵庫には後で寄ります。その先に神門があり、正面が拝殿です。拝殿の後ろに本殿[国宝]、中門[国宝]が見られます。千木が交差し、堅魚木を並べた神明造の本殿と中門が、釣屋によってつながった形になっています。伊勢神宮の社殿と見比べながら、細部の違いを確かめてみましょう。柱や板の風合いに、江戸初期から受け継がれてきた時間が表れています。三ノ鳥居まで戻って右手の宝物収蔵庫へ。御正体[重文]、棟札[重文]が収蔵・展示されています。棟札は式年遷宮の記録がそろって残る貴重な資料です。その後は盛蓮寺へ向かい、観音堂[重文]を見ていきましょう。所要は1時間ほど。参道の杉並木は県の天然記念物で、樹齢数百年の巨木が続きます。訪ねる人が少ないので、静かに社殿と向き合えるのがこの社の魅力です。冬期は積雪がありますので注意を。
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S
JR 信濃大町駅
タクシー15分 -
1
仁科神明宮 本殿・中門
国宝の本殿と中門です。本殿は桁行3間、梁間2間、神明造、檜皮葺き。中門は四脚門、切妻造、檜皮葺きです。両者が釣屋でつながる形になっています。神明造の本殿としては最古のもので、伊勢神宮の社殿の姿を伝えています。
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国宝建造物仁科神明宮本殿
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国宝建造物仁科神明宮中門(前殿)
徒歩1分 -
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2
仁科神明宮 宝物収蔵庫
遷宮の様子を伝える棟札と、懸仏である御正体という二件の重要文化財を見ることができます。棟札は式年遷宮の記録がそろって残る貴重な資料です。三ノ鳥居の手前、参道の左手にあります。小さな建物ですので、見落とさないようにしましょう。
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重文工芸品御正体
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重文古文書木造棟札(自永和二年至安政三年)
徒歩21分 -
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3
盛蓮寺
室町時代の特徴をもつ観音堂が重要文化財となっています。三間四方の小さな堂ですが、和様を基調に禅宗様を交えた細部が見どころです。仁科神明宮から歩いて立ち寄れる距離にあり、あわせて訪ねられます。
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重文建造物盛蓮寺観音堂
タクシー10分 -
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S
JR 信濃大町駅
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施設データ
仁科神明宮
| かな | にしなしんめいぐう |
|---|---|
| 住所 | 長野県大町市大字社宮本1159 |
| 電話 | 0261-62-9168 |
| 営業 | 見学自由 |
| 料金 | 無料 |
| 交通 | JR大糸線 信濃大町駅からタクシーで15分 |
| 参照 | 公式 |
盛蓮寺
| かな | じょうれんじ |
|---|---|
| 住所 | 長野県大町市社2937 |
| 電話 | 0261-74-0202 |
| 営業 | 見学自由 |
| 料金 | 無料 |
| 交通 | JR大糸線 信濃大町駅からタクシーで10分 |
| 参照 | 公式 |


