富岡製糸場

とみおかせいしじょう

群馬県 富岡市

富岡製糸場

群馬県の国宝・文化財を巡るモデルコース。富岡市にある日本初の本格的な器械製糸工場、富岡製糸場。1872年(明治5年)の操業開始から1987年(昭和62年)まで、実に115年にわたって生糸を生産し続けました。養蚕が盛んだったこの地に、フランス人技術者ポール・ブリューナの指導で建てられたもので、日本の伝統的な木の骨組みに西洋のレンガを組み合わせた「木骨煉瓦造」という独特の構法が用いられています。操業停止後も一貫して手が入れられ、創業期の建物がほぼそのまま残る点が世界的にも稀有。2014年に世界遺産に登録され、東置繭所・西置繭所・繰糸所の3棟が国宝に指定されています。とくに繰糸所は、小屋組にトラスを用いることで柱のない大空間を実現したもので、内部に立つと明治の技術者の意気込みが伝わってきます。操業当時の器械や設備が残されているのも大きな魅力で、産業遺産としての完成度は群を抜いています。上信電鉄上州富岡駅から徒歩15分ほど。所要はおよそ1時間から1時間半です。

国宝・文化財を巡るモデルコース

入口を入ると、正面が繭を貯蔵していた東置繭所[国宝]です。長さ104mのレンガ造で、アーチのかなめ石に「明治五年」の銘が刻まれています。奥へ進むと保存整備を終えた西置繭所[国宝]があり、ガラスの箱を内部に入れ込む手法で、多目的ホールやギャラリーとして活用されています。鉄水溜[重文]は期間限定で公開されることがありますので、見られるようなら寄りましょう。入口側に戻り、外観のみですが検査人館[重文]、女工館[重文]を見ていきます。そして繰糸所[国宝]へ。内部に入ることができ、操業当時の自動繰糸機が残されています。柱のない大空間の小屋組をぜひ見上げてみてください。さらに奥には首長館(ブリュナ館)[重文]があります。解説ガイドのツアーに参加すると、構法や製糸の工程が格段によくわかります。門前の町並みにも古い建物が残っています。上州富岡駅からは徒歩15分ほどの道のりです。

    【所要時間は?】1~2時間
    【種類は?】国宝-建造物
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    上信電鉄 上州富岡駅

  2. 1

    富岡製糸場 東置繭所

    富岡製糸場 東置繭所

    国宝の繭倉庫です。長さ104mの横に長い建物で、木の骨組みにレンガを積んだ木骨煉瓦造。1階は事務所や作業場、2階は乾燥させた繭の貯蔵に使われていました。アーチのかなめ石に「明治五年」の銘が刻まれています。

    • 国宝
      建造物
      旧富岡製糸場東置繭所
  3. 2

    富岡製糸場 西置繭所

    富岡製糸場 西置繭所

    国宝の繭倉庫で、東置繭所と対をなして立っています。繭の貯蔵のほか、蒸気機関を動かす石炭置き場としても使われました。保存整備の際にガラスの箱を内部に入れ込む手法がとられ、多目的ホールやギャラリーとして活用されています。

    • 国宝
      建造物
      旧富岡製糸場西置繭所
  4. 3

    富岡製糸場 鉄水溜

    富岡製糸場 鉄水溜

    製糸に必要な水を溜めておくための巨大な水槽で、重要文化財に指定されています。直径15mほど、鉄製であることが珍しいところです。横須賀製鉄所の技術者が設計したと伝わります。公開は期間限定ですので、見られるようなら寄っておきましょう。

    • 重文
      建造物
      旧富岡製糸場鉄水溜
  5. 4

    富岡製糸場 検査人館

    富岡製糸場 検査人館

    生糸の検査などを担当したフランス人技術者の住居で、重要文化財に指定されています。ベランダをめぐらせたコロニアル風の造りで、明治初期の洋風住宅の姿を伝えています。現在は外観のみの見学となっています。

    • 重文
      建造物
      旧富岡製糸場検査人館
  6. 5

    富岡製糸場 女工館

    富岡製糸場 女工館

    工女に器械製糸の技術を教えたフランス人女性教師の住居で、重要文化財に指定されています。検査人館と同じくベランダをもつ洋風の建物です。実際に教師が暮らしたのは短い期間で、その後は食堂などに転用されました。外観のみの見学です。

    • 重文
      建造物
      旧富岡製糸場女工館
  7. 6

    富岡製糸場 繰糸所

    富岡製糸場 繰糸所

    製糸場の中心となる国宝の建物で、繭から糸を取る作業が行われていました。小屋組にトラスを用いることで、建物の中央に柱のない広々とした大空間を実現しています。内部に入ることができ、操業当時の自動繰糸機が残されています。

    • 国宝
      建造物
      旧富岡製糸場繰糸所
  8. 7

    富岡製糸場 首長館

    富岡製糸場 首長館

    指導者として雇われたフランス人ポール・ブリューナの住居で、ブリュナ館とも呼ばれる重要文化財です。地下室や煉瓦造の基礎を備えた大きな建物で、当時としては破格の待遇がうかがえます。のちに工女の寄宿舎や夜学校としても使われました。

    • 重文
      建造物
      旧富岡製糸場首長館
  9. S

    上信電鉄 上州富岡駅

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