中尊寺

ちゅうそんじ

岩手県 西磐井郡平泉町

中尊寺

岩手県の国宝・文化財を巡るモデルコース。平泉の丘陵に伽藍を構える天台宗東北大本山、中尊寺。世界遺産「平泉」の中核をなす寺院です。平安時代の850年(嘉祥3年)に円仁(慈覚大師)が開いたと伝わり、12世紀に奥州藤原氏三代のもとで大伽藍が整えられました。中央から遠く離れたみちのくに、これほどの文化拠点が築かれていたことに驚かされます。参道の月見坂を登った先、最大の見どころはやはり国宝の金色堂。堂の内外を金箔で覆い、螺鈿や蒔絵、透彫金具で飾り立てた阿弥陀堂で、須弥壇の内には清衡・基衡・秀衡三代の遺体が納められています。堂内に安置された仏像もまとめて国宝です。象牙や夜光貝、南方産の木材まで用いられており、平泉が北方交易の結節点であったことまで物語ります。さらに讃衡蔵には金色堂の堂内具や孔雀文磬など、山内に伝わる約3,000点の宝物が収蔵されています。宝物館でこれだけの量の文化財を一度に見られる場所は多くありません。金色堂と讃衡蔵は共通拝観券で入場できます。

国宝・文化財を巡るモデルコース

入口から参道の月見坂を歩きます。杉並木の坂道で、途中に弁慶堂や本堂がありますので、寄りながら進みましょう。共通拝観券は讃衡蔵で購入できますが、まずは金色堂[国宝]へ。覆堂のなかにガラス越しに現れる金色の堂は、壇上の仏像[国宝]、天蓋[国宝]まで含めて一体の造形です。螺鈿や蒔絵の細部は近づかないと見えませんので、正面でじっくり時間をとりましょう。近くの経蔵[重文]、少し離れた旧覆堂[重文]も見ていきます。北へ足をのばせば白山神社能舞台[重文]があります。中央部へ戻って讃衡蔵に入り、金色堂堂内具[国宝]、経蔵堂内具[国宝]、孔雀文磬[国宝]、紺紙金字一切経[国宝]など、山内の宝物をたどります。帰路では峯薬師堂脇の願成就院宝塔[重文]にも寄りましょう。月見坂は勾配がありますので、歩きやすい靴で。全体をゆっくり回るなら2時間はみておきたいところです。

    【所要時間は?】2~3時間
    【種類は?】国宝-建造物/国宝-彫刻仏像/国宝-その他
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

    新幹線 一ノ関駅

  2. B

    バス停 中尊寺

  3. 1

    中尊寺 金色堂

    中尊寺 金色堂

    奥州藤原氏初代の清衡が自身の廟堂として建立した国宝の阿弥陀堂です。覆堂に守られ、総金箔張りの堂宇がガラス越しに輝きます。中央壇・右壇・左壇にそれぞれ阿弥陀三尊像が立ち、須弥壇内には藤原四代の遺体が納められています。

    • 国宝
      建造物
      中尊寺金色堂
    • 国宝
      彫刻
      金色堂堂内諸像及天蓋
  4. 2

    中尊寺 経蔵

    中尊寺 経蔵

    国宝の中尊寺経(一切経)を納めていた重要文化財の建物です。もとは二階建てだったものが、火災の後に一階部分を用いて再建されたと伝わります。堂内にあった騎獅文殊菩薩像などは讃衡蔵へ移されています。

    • 重文
      建造物
      中尊寺経蔵
  5. 3

    中尊寺 旧覆堂

    中尊寺 旧覆堂

    現在の覆堂ができるまで、五百年にわたり金色堂を風雨から守ってきた重要文化財の建物です。室町時代中期の建立で、金色堂の北西に移築され、内部に入って見学できます。がらんとした空間に、長く堂を包んできた気配が残ります。

    • 重文
      建造物
      金色堂覆堂
  6. 4

    白山神社 能舞台

    白山神社 能舞台

    重要文化財の能舞台です。江戸時代末期の再建で、鏡板の松と橋掛りをそなえた本格的な構えを見せています。近世の能舞台の遺構としては東日本で唯一のものです。夏には薪能が奉納されます。

    • 重文
      建造物
      白山神社能舞台
  7. 5

    中尊寺 讃衡蔵

    中尊寺 讃衡蔵

    国宝や重要文化財を含む三千点あまりの宝物を収める宝物館です。国宝では、法会に用いる打楽器のような孔雀文磬、騎獅文殊菩薩像の台座であった螺鈿八角須弥壇が見られます。一字金輪坐像は秘仏で、めったに公開されません。

    • 国宝
      工芸品
      孔雀文磬
    • 国宝
      工芸品
      螺鈿八角須弥壇
    • 国宝
      工芸品
      中尊寺経蔵堂内具
    • 国宝
      工芸品
      中尊寺金色堂堂内具
    • 国宝
      絵画
      紺紙著色金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅図
  8. 6

    中尊寺 峯薬師堂

    中尊寺 峯薬師堂

    丈六の薬師如来を本尊とするお堂です。堂の脇には重要文化財の宝塔が立っています。鎌倉時代の石造で、端正な姿をとどめています。目のお守りで知られ、堂前には目の絵馬が並びます。お堂は自由に参拝できます。

    • 重文
      建造物
      願成就院宝塔
  9. B

    バス停 中尊寺

  10. S

    新幹線 一ノ関駅

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