櫛引八幡宮

くしひきはちまんぐう

青森県 八戸市

櫛引八幡宮

青森県の国宝・文化財を巡るモデルコース。八戸市の南、丘陵の緑に囲まれて建つ神社、櫛引八幡宮。南部氏の総鎮守として鎌倉時代に創建されたと伝わり、盛岡の南部家の篤い庇護のもとに栄えました。八戸藩が分立した後も八幡宮の周辺は盛岡藩の飛び地とされていて、南部家がこの社をいかに大切にしてきたかがうかがえます。江戸時代前期に整えられた本殿をはじめ、旧拝殿である長所や、末社の春日社・神明宮まで、社殿がまとまって国の重要文化財に指定されており、藩政期の神社建築の一群を境内でそのまま見渡せるのが魅力です。そして宝物館である国宝館には、鎌倉時代の赤糸威鎧と南北朝時代の白糸威褄取鎧という2領の国宝の甲冑があります。赤糸威鎧は南部家に伝わった大鎧で、菊の透彫金物を全面に打った意匠が華やかそのもの。白糸威褄取鎧は裾の色を段替わりに変える褄取の技法が美しく、性格の異なる名品が並びます。いずれも武将が実際にまとった実用の具足でありながら、工芸品としての完成度が際立ちます。南部家に伝わった武具も多く収蔵されていますので、時間をとってじっくり見ていきましょう。

国宝・文化財を巡るモデルコース

参道を進み、正門[重文]をくぐると正面が拝殿です。本殿[重文]は拝殿の後ろにあり、外からその屋根や側面を見ることになります。拝殿の左右にはそれぞれ春日社[重文]、神明宮[重文]という小さな社殿が並んでいますので、これも見ていきましょう。拝殿に向かって左手にあるのは、古い拝殿を移して残した長所[重文]です。社殿群がひとまとまりで残る境内ですので、配置を意識しながら歩くと理解が深まります。続いて宝物館である国宝館へ。赤絲威鎧[国宝]、白絲威褄取鎧[国宝]の2領が主役です。菊の透彫金物で埋め尽くされた赤絲威鎧、褄取の色替わりが美しい白絲威褄取鎧と、性格の違う名品が並びます。兜の吹返や大袖の金物まで近づいて確かめたいところ。ほかに南部家ゆかりの武具や工芸品も収蔵されています。

    【所要時間は?】0~1時間
    【種類は?】国宝-その他
    【いつ見られる?】いつでも
  1. S

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  2. 1

    櫛引八幡宮 正門

    重要文化財の四脚門です。切石の礎石に木製の礎盤と唐居敷を置き、その上に柱を立てています。江戸時代前期、本殿と同じ時期の造営で、簡素ながら端正な構えを見せています。参道を進んで、まずこの門をくぐりましょう。

    • 重文
      建造物
      櫛引八幡宮南門
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    櫛引八幡宮 本殿

    江戸時代前期、南部藩により造営された重要文化財の本殿です。三間社流造に檜皮葺の屋根を架け、細部には彫刻と極彩色の文様がびっしりと施されています。華やかな意匠に桃山文化の影響が見られます。

    • 重文
      建造物
      櫛引八幡宮本殿
    • 重文
      建造物
      櫛引八幡宮末社神明宮本殿
    • 重文
      建造物
      櫛引八幡宮末社春日社本殿
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    櫛引八幡宮 長所

    「長所(ちょうしょ)」と呼ばれる重要文化財の建物で、もとは拝殿として使われていました。本殿の造営にともなう建て替えの際、現在地へ移築されたものです。素木のまま大らかな架構を見せ、本殿の華やかさと好対照をなします。

    • 重文
      建造物
      櫛引八幡宮旧拝殿
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    櫛引八幡宮 国宝館

    国宝の赤糸威鎧兜大袖付と白糸威褄取鎧の二領を収蔵しています。赤糸威鎧は菊の金物を全面に打った豪華なもので、「菊一文字」の名で親しまれてきました。日本の甲冑工芸を代表する遺品です。

    • 国宝
      工芸品
      赤絲威鎧兜、大袖付
    • 国宝
      工芸品
      白絲威褄取鎧兜、大袖付
    • 重文
      工芸品
      紫絲威肩白浅黄鎧兜、大袖付
    • 重文
      工芸品
      唐櫃入白絲威肩赤胴丸兜、大袖付
    • 重文
      工芸品
      兜浅黄威肩赤大袖二枚付
  6. S

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